漫画・縄文の食卓

5000年前の青森三内丸山に暮らす縄文人が、津軽の方言で会話する漫画『縄文の食卓』

縄文の食卓

その他モブのために縄文人の髪型を考える

そろそろ「いつものキャラクター以外の脇役も出していこう」と考え中なのですが、キャラクターデザインを1から始めるよりも、過去に描いたイラストから持ってくる方が早いと判断。そこで、今年の春先に描いた過去絵を持って来て、髪型や顔つきを流用してみようと思います。

そのため、今回の絵は若干出来損ないの古いものになります。今のキャラクターデザインが決定する以前の絵も含まれるので、逆に面白い?かもしれません。

 

 

男性の髪型。

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縄文人の髪型は、土偶などから連想することができますが、その土偶は女性をかたどったものがほとんどです。そのため、男性の髪型についてはその他の出土物からイメージするしかありません。

 

縄文時代の墓からはかなり多くのアクセサリー類が副葬品として出土しており、単なるおしゃれというよりも、儀礼や何らかの意味があって身につけたと思うので、女性だけが着飾ったり、個性的な髪型にしていたというのは考えにくいところがあります。

状況的に見ても、ざんばら髪を振り乱したままでは狩りの邪魔になりますし、男性もきちんと髪を結っていたと思われます。

 

また縄文人の容姿といえば、よく言われるのがイレズミ。縄文文化を受け継いでいるとされるアイヌの人々も、イレズミをほどこす風習がありました。

イレズミについてもやはり土偶がヒントになり、どの個体にもだいたい模様が彫り込まれています。

このことから、縄文時代の人々も刺青を入れていたのではないかと考えられています。それも腕や体だけではなく、顔面にまでイレズミを彫っていたことが見て取れる土偶があったり、髪型も含めて首から上の飾りだだけでも様々です。

 

そして男性といえば濃いヒゲがありますし、逆に頭髪が抜けてしまうこともあったでしょう。(はっきり言えばハゲです!)そのことからスキンヘッドの人もいたんじゃないかと想像できます。

 

 

女性の髪型。

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縄文時代の女性の髪型も、やはり副葬品や土偶からイメージすることができます。

土偶の頭部を参考にするだけでも、おだんこヘアーやひとつ結び、おだんごが三つになっていたり、かなり面白い髪型がイメージできます。

いずれにしても、長い髪の毛をそのまま伸ばしっぱなしにしておくのではなく、結うか束ねるかしていたと考えられます。

この辺は男性と同じで、おしゃれの側面だけではなく、生活上邪魔になるためとの理由もあったのではないでしょうか。

 

僕が子供の頃は、縄文人といえば原始的な狩猟採集民で、およそ文化的な暮らしとは程遠い印象がありました。しかし現在は研究が進み、非常に高度な植物の利用も含め、独特の縄文文化を形成していたと考えられています。おそらく、身に付けるものやヘアスタイルも個性的な発展をとげていたでしょう。

 

なによりも装身具が大量に出土しているため、かんざし、くし、ピアス、ネックレスなど、アクセサリー類は様々なものを作って身につけていたことが容易に想像できます。

イラストを描くための題材として、これはなかなか楽しいところです。

 

 

髪飾りや耳飾り。

 

kazuyacoda

 

縄文時代の女性の髪型といえば、やはり漆塗りのかんざしや髪飾りの類が思い浮かびますが、あれは基本的に成人女性が身につけるものだったようです。例えば身分の差を表したり、誰でも豪華な髪飾りをつけていたわけではなさそうです。

 

縄文時代の墓の出土状況から、子供の頃はせいぜい貝殻の腕輪やシンプルなネックレスを付ける程度で、頭の飾りものは確認されていません。付けても髪結いのヒモくらいだったのではないでしょうか。

それが成人や何かの節目を境に、綺麗に着飾るようになっていきます。

 

漆塗りの髪飾りの他に、骨製の櫛や、綺麗な石のピアス、貝殻のイヤリングなど、かなりオシャレだったのではないかと言われています。

耳飾りについては以前別記事で触れましたが、若い時から耳たぶに穴を開けて、そこに丸い形のピアスをはめ込み、年齢とともに徐々に大きなものに変えていきながら、穴を拡張していったものと考えられています。

アフリカの部族でも似たような方法で装身具を身につけることがありますが、正直なところ見た感じちょっと痛そうなので、省略して単純に耳飾りがついているようにしておきました。

 

jomons.kazuyacoda.com

 

 

イラストとしてどうか。

記録のない時代のイメージを絵で描き表すのは難しい部分がりますが、ここで表現したものは、コミックイラストとして誇張した表現になっています。

あまりに学術的になりすぎると面白みがないので、デフォルメ含め、絵的にどう見えるかを優先したデザインにしました。

ただし、子供には豪華な髪飾りをつけないなど、ある程度考えながら描いています。

 

ネックレスなどのアクセサリー類は、描きすぎるとゴチャつきが気になるので省略しています。村の有力者など、キャラクターの設定に応じて付けてみる程度にしておきます。

また耳飾りについては、男性もつけていた可能性はありますが、見た目で男女差がわかりやすいように、女性のキャラクターだけにつけておきました。