漫画・縄文の食卓

5000年前の青森三内丸山に暮らす縄文人が、津軽の方言で会話する漫画『縄文の食卓』

縄文の食卓

ボツにした1コマを成仏させる。

実は最新話の作画段階で、最初の1コマ目1点をボツにしました。

ツイッターにはフォトショップで描いてる途中のものをアップしました。

 

導入に夜景を持ってきたんですが、どうしても入れたいコマが出てきてしまい、4コマという制限があるため、このコマをボツにしました。

そこから元々2コマ目として描いたものを、ひとつずらして最初に持ってきています。

一応アップするつもりで実データとして残しておいたのが下の絵です。↓

 

manga

 

代わりに入れた新しいコマは、料理の描画シーンです。

なぜそこにこだわったのかというと、単純に『縄文の食卓』というメインタイトルに寄せるために、食べ物の絵を意図的に入れました。

 

作画の途中で、今までの漫画を見返して思ったのですが、キャラクターの紹介と世界観の説明にこだわる代わりに、メインタイトルの『食卓』からイメージがズレてるんじゃないかと思い始めました。

そこでぐっとイメージを寄せるために、描き終わっているひとつのコマをボツにしてでも、料理のシーンを入れた訳です。

 

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自分がこの漫画を思いついた時、頭の中に常にあったのは、子供達が美味しそうに何かを食べているところです。

ほっぺたを膨らませて「おいしー!」と喜んでるカットが、ずっと頭の中にあります。

子供達にちゃんとした食事を満足に食べさせてあげられる環境が、一番平和な世界じゃないかと思います。人間以外の動物でも同じ。

とすればそれは、僕が描きたい縄文人の暮らしを通して「平和とはなんぞや」という普遍的なテーマを、端的に表している1コマになるでしょう。

どこで入れるかは全然決まっていません。

そこまで考えていたために、食べ物の絵を入れる必要が出てきて、最初に描いた夜景はお蔵入りとさせていただきました。

 

ちなみに、「おいしー!」と声をあげるシーンのセリフは、もちろん津軽弁です。

 

 

これで、一応描いた絵を成仏させてやることが出来たでしょうか。

ボツが出るたびにその分かけた時間が無駄になりますが、この漫画はそんなに量産するものじゃないと位置づけしたので、ある程度納得したものだけをアップしていきます。

 

 

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