漫画・縄文の食卓

5000年前の青森三内丸山に暮らす縄文人が、津軽の方言で会話する漫画『縄文の食卓』

縄文の食卓

縄文人はニャンコを見たことがない!?

※この記事は、色文字だけの飛ばし読みでも内容が分かるように編集しています。

 

 

日本人の暮らしの中に、完全に溶け込んでいるニャンコたち。もはや居て当たり前の存在で、珍しくもありません。でも実は、元から日本列島にいたわけじゃないんです。

ではいつ頃日本にやってきたのか、日本の歴史の中から猫を探してみましょう。

 

 

まず、最も古い歴史書と言われる古事記」「日本書紀」の中には、猫のお話は出て来ません。ということは、少なくとも縄文時代から弥生時代にかけて、日本にイエネコ(人に飼われる猫)はいなかったことが予測されます。

 

これまでの日本史では、イエネコは元々日本本土におらず、奈良時代の頃に、大陸からネズミ捕りとして輸入されたと考えられて来ました。

ネコ科の動物では、絶滅種のオオヤマネコが日本列島の各地にいましたが、イエネコとは別の分類です。また対馬固有のツシマヤマネコがいますが、特定の離島だけにいる固有種ですし、イリオモテヤマネコもしかり。

ここでいうニャンコとは、人が飼っていたイエネコのことです。

 

ところが、最近の発掘調査で従来の説がくつがえる発見がありました。

2011年、奈良県の弥生遺跡「カラカミ遺跡」でイエネコの骨が出土したのです。これによって2000年前の世界で、すでに日本にイエネコがいたことがわかりました。

もうちょっとつっこんで言えば、2008年にも同じカラカミ遺跡から猫の骨が出ていますが、「野生のヤマネコではないか」とされていたところ、新発見によってイエネコの骨だと確定しています。

 

もしかしたら、今後の発掘調査でもっと古いイエネコの骨が出ないとも限りませんが、今のところ「日本で一番古いニャンコは弥生時代にいた」ということになります。

 

 

日本に猫が来たのが弥生時代とすると、縄文人はニャンコを見たことがない!?という予想から、下のような1コマ漫画を描いてみました。

基本的に猫は人に懐く動物なので、もし縄文時代にもペットの猫がいたら、きっととても可愛がられていたでしょうね。

 

kazuyacoda



この記事を書いていて思いついたのですが、もしイエネコが縄文人の暮らしの中にいたのなら、きっと土偶にするか、土器のどこかに刻んでるんじゃないでしょうか?猫というには少々微妙な「ヤマネコ土偶」や猫耳っぽい形の物はあるようです。

ニャンコと断定できる物が見当たらないってことは、やっぱりいなかったんでしょうかね。

 

ということで、今回はこの辺で。

 

kazuyacoda