漫画・縄文の食卓

5000年前の青森三内丸山に暮らす縄文人が、津軽の方言で会話する漫画『縄文の食卓』

縄文の食卓

エピソード2:実りを願ってドンドドン<その1>

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いよいよお祭りの始まりです。

まずはもっとも大切な儀式、「精霊おろし」が行なわれます。

祈祷師と七人の巫女たちが中心となって、村全体で祈りを捧げる精霊を呼ぶのです。

 

村の人々にとって、「マツリ」は「祭り」であり「祀り」でもあり、単純な“お楽しみ”などではなく、もっと深く大きな意味があります。

 

どんな物にも、どんな場所にも、精霊の心が宿っていて、収穫した食べ物を「いただく」ことで、自然と一体になることができると考えています。

全ては自然界から与えられたもので、「自分たちだけの力で生きているわけではない」という自覚をもっているからこそ、こうして祈りを捧げ、周りのもの全てに感謝するのです。

 

この考え方が、人々の生き方の基準になっています。

 

 

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祭壇には精霊にみたてた土偶と、様々な供物がそなえられ、太鼓のリズムにのっかって、祈祷師トヨと巫女たちの祈りが続きます。

 

もちろん精霊に姿はありません。

土偶を拝むのではなく、精霊が宿るための“仮の場所”としているわけです。

 

 

テンポよく鳴り響く太鼓の音が、村を囲む真っ暗やみの森の奥まで響いています。

野山に生きる“大きな命”が太鼓の「コドウ」と共鳴し、やがて巫女たちの元へやってきて、村人たちと心を交わすのです。

 

ドン ドドン ドンドン

ド ドン ドドン ドンドン

ド ドン ドドン ドンドン

 

お腹に響く重い太鼓の音と、ユラユラ揺れるたいまつの炎が、いつしか人々の感覚を、いつもとは別の世界へいざないます。

 

 

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ドン ドドン ドンドン

ド ドン ドドン ドンドン

ド ドン ドドン ドンドン

 

ド ドン ドドン ドンドン

ド ドン ドドン ドンドン

ド ドン ドドン ドンドン

ズダダダダン ドンドン ドドンド

 

 

 

…その時!

 

 

 

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あらら… オズくんガマンできませんでした…。

 

ということで

 

 

つづく。

 

 

※この物語はフィクションです。すべて架空のお話になります。